著者のmiyonoさんが拠点にされている福井県の人たちのインタビューを収めた一冊です。
まさしく「老若男女」の10代から90代までの男女50名の人たちは、日々の暮らしの中で出会う、あるいは隣り合う、すれ違うような「一般の人」と呼ばれる人たちです。「ですが」、あるいは「だからこそ」、一読すると誰しもが何かしらの共感を感じるのではないでしょうか。それは「腑に落ちる」読後感かもしれませんし、何かしらの気づきを得られるかもしれません。
内容には舞台となる福井県のローカルな部分ももちろんありますが、だからといって他県の人には読めない1冊ということはありません。ローカルならではの感覚にも触れながら、本としては普遍的な共感のある本だと思います。
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【 書籍『とある暮らし』 】
発刊:2021年3月
本文:514P
サイズ:四六版
発行:mizōchi
著者:miyono