(⚠️表紙のカラーが緑、青、茶の3種ある本です。お届けするカラーはおまかせとなります。あらかじめご承知おきください)
雑誌『Re:S』、フリーマガジン『のんびり』などをはじめ、幅広い物事の編集を手がけてきた藤本智士さんが、青森〜岩手を行き当たりばったりで旅した4日間の記録。
極私的な旅の、極私的な記録ではあるけれど、読み手それぞれの「気づき」がきっとある一冊です。
個人的に読んでいて深くうなずいた一文も引用させていただきます。
“数値にすれば「サンプル1」でしかない、属人的な方法や、個人的な語りのなかに、普遍性の欠片はたしかにキラキラと光り散らばっている。しかしその光に気づくのは、読者であるあなただ。”
(本文 「終 なにをとりもどしたのか。」より引用)
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旅に大切なのは「余白」。
20 年地方を旅し、本をつくり続けてきた編集者による旅の作法が詰まった一冊。
ゴールを決めずにまずは青森空港へ。行き当たりばったりだからこそ訪れる、 奇跡の出会いの連続。著者がこの旅を通して「取り戻したかったもの」とは? 青森ー岩手のたった4日間の旅の記録に散りばめられた、地方の声。 編集者として数々の書籍を生み出してきたローカル編集者の矜持と、 旅人としての作法が、きっとあなたを新たな旅に掻き立てる。
(本の紹介より引用)
目次
序 なにをとりもどすのか。
第1章 百年食堂たれ(青森県五所川原市)
第2章 成長ストア(青森県五所川原市〜青森市)
第3章 DIRECTION(青森市)
第4章 善知鳥神社とギフト(青森市)
第5章 蔵書票と五戸のペガサス(青森県五戸町)
第6章 アンドブックス(青森県八戸市)
第7章 久助編集者(青森県八戸市)
第8章 青い車(青森県八戸市〜岩手県盛岡市)
第9章 早速が重なる夜(岩手県盛岡市)
第10章 さいごのキセキ(岩手県盛岡市)
終 なにをとりもどしたのか。
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発行:藤本智士(有限会社りす)
デザイン:堀口努
初版:2024年
文庫判 / 247ページ / 並製本