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『カステーラのような明るい夜』 尾形亀之助

2,200円

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「この詩集を、未知の読者、未来の人びとに捧げます。」  ──編者 西尾勝彦 尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという、奈良在住の詩人西尾勝彦さんに編集していただき、尾形亀之助の新詩集を発行いたしました。 装画に、版画家でイラストレーターの保光敏将さんをお迎えし、装幀をクラフト・エヴィング商會さんにご担当いただき、これ以上なく素朴で贅沢な詩集の誕生です。 校正は航星舎の高松正樹さんがご担当くださり、本文はすべて原典をあたって、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めました。 今なお、鮮やかにくり広げられる亀之助の詩を、どうぞご堪能ください。 「白い手」 うとうと と 眠りに落ちそうな 昼 ―― 私のネクタイピンを そっとぬこうとするのはどなたの手です どうしたことかすっかり疲れてしまって 首があがらないほどです ね レモンの汁を部屋にはじいて下さい 「無題詩」 から壜の中は 曇天のような陽気でいっぱいだ ま昼の原を掘る男のあくびだ 昔 ―― 空びんの中に祭りがあったのだ (以上、版元紹介を引用) ・ 著者:尾形亀之助 編集:西尾勝彦 装画:保光敏将 装幀:クラフト・エヴィング商會 発行:七月堂 初版:2021年10月 仕様:四六判変形、仮フランス装、154P

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